やちおさんハイブリッド!

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  • 有賀 冬
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或る管理人の記録

  • ギャー!大変更新しておりませんでした!
    調子が戻り始めたので、またチョコチョコ更新再開いたします。


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[ アンバサ ]

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i_021.jpg

 昨日今日とひさびさびさびさアンバサビバダワ~♪くらい久々に更新してみました。
 前書いたショートショートはりつけたよ。ワーイ。
[ 履歴/日記 / 2006.05.01 ]





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[ 或る天使の記録 その2 ]

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 死にかけた子猫に天使が言った。

「やあ、猫くん。
 神様が、この世界の人間はとても醜いので滅ぼしてしまおうとおっしゃるんだ。
 けれど、僕は気が進まない。君はどう思う?」

 猫は思った。
 四肢を折り、耳を削ぎ、目玉を刳りぬいた人間のことを。
 みんな死んでしまえ。最後の力を振り絞り、怨嗟をこめて猫は「にぁあ」と鳴いた。

 天使はにっこり笑って言った。
「ごめん、猫のことばはわからないや」


 だから、わたしたちはまだここにいる。
[ 創作短文 / 2006.05.01 ]






[ ぼくとカタツムリ ]

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 僕がつかまえたカタツムリは、普通とは違うカタツムリでした。

「しゃべるカタツムリなんて僕はじめてだよ! キャベツ食べる?」
「我輩はカタツムリではない! こんなところに閉じ込めるな!」
「だって閉じ込めておかないと逃げちゃうだろ? 明日、学校に持っていってみんなに自慢するんだ!」
「なあ、我輩を逃がしてくれないか? そうしたらお前の願いをなんでも叶えてやろう」
「何でも? カタツムリが?」
「だから我輩はカタツムリではない! これでも一応王子なのだぞ!」
「カタツムリ王国のカタツムリ王子?」
「カタツムリではないといっておろうが! 何か願い事はないのか?」
「僕、いっかい食べてみたいものがあるんだ! それでもいい?」
「二言はない、さあ言え!」

 エスカルゴ王国のエスガルゴ王子は、僕のおなかにおいしくおさまりましたとさ。

[ 創作短文 / 2006.05.01 ]






[ だいありー。 ]

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天き・はれのちくもり

 きょうは朝はいい天きでしたが、夕方からはまたくもってしまいました。
 たいふういっかがこなかったそうです。
 たいふういっかって、かみなりさまのことかなぁ。

 きょうもぼくは学校をさぼってゲームをしました。
 ゲームはたのしいです。

 うそです。あんまりたのしくありません。
 昨日もおとといも、日記には「たのしい」ってかいてあるけど、ほんとうはぜんぶうそです。

 ぼくのPS2はぐるぐるオープニングをながしつづけるだけで、ぜんぜんゲームができません。
 ソニーのいんぼうです。
 鬼むしゃ2もだいなしです。

 ひとりであそぶのはつらいので、おとうさんとおかあさんのところにいきました。
 いつもとおなじようにむしされました。

 ふたりそろってシカトです。おとなげないとおもいます。
 かていほうかいのじょきょくです。
 ぼくはぬすんだバイクではしりださなければなりません。

 おとうさんはひとりで天じょうからぶらぶらしてあそんでいます。
 おかあさんはくびに長いほうちょうをさしたまま、なにをいってもこたえてくれません。

 さわるとつめたいです。さめきったふうふなかだとおもいます。

 へやにもどると、ぼくがいます。
 PS2のコントローラーをにぎったまま、くすりをのまされたこともしらず、ねむるようにしんだぼくがいます。

 今みたら、バイオハザードのゾンビみたいになってました。
 もうすぐクリスとジルがくるかもしれません。
 じゅうげきせんがたのしみです。 おわり

[ 創作短文 / 2006.05.01 ]






[ りんご ]

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 あるところに たまごをもてない ロボットがいました
 とてもちからがつよいので たまごをもつと このとおり

「ぐしゃり!」


 あるところに ひとりのおんなのこがいました
 おんなのこはまいにち ロボットにあいにきてくれました
「すきよ」
「すきよ」
「あなたがだいすきよ」


 ロボットはあるひ きょうかいに いきました

「やあ なやめる こひつじよ。きみのまよいを こくはくしなさい。
 もれなく1かい 1000えんだ」

「どうして あのこは きてくれるのだろう。みんな ぼくなんかみむきもしないのに」
「それは あい だよ。
 と みんなが いっている」

「あい ってなんだろう」
「あい とはひとにみちているもの。
 と せいしょにかいてある」

「かみさまは いるのかな」
「いるとも!
 なぜならわたしは かみさまなどいないと かみさまに いわれたことがない」


 ロボットはおんなのこが すきでした
 すきでした
 だいすきでした

「きょうも あのこはくるのかな。たまごのように、からだのなかに たくさんの あいをつめて」

「ぼくにもできるかな。あのこが いつもしてくれるみたいに あったかく やわらかく だきしめること」


「ぐしゃり!」



 たまごをもてないロボットは にんげんのなかに
 血と
 骨と
 肉が
 いっぱいにつまっているのだと 知ることができました

[ 創作短文 / 2006.05.01 ]






[ マボロシ猫のマボロシ話 ]

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 ある雨の日。寝ているぼくの枕元に、白い猫があらわれたのです。

「こんにちは、わたしはマボロシ猫。あなたがほしいものをあげるわ」

 ぼくは一生遊んで暮らせるだけの宝石が欲しいといいました。
「そんなものでいいの?」
 マボロシ猫がシッポを振ると、ぼとぼとこぶしだいのダイヤモンドが現れました。
 マボロシダイヤモンド。ぎらぎら光るが触れません。

 ぼくは一生暮らすための家が欲しいといいました。
「あなたはそういうの好みなの?」
 マボロシ猫が耳を揺らすと、大きな家があらわれました。
 だけどやっぱりマボロシの家。雨がしとしと通り抜けます。

 ぼくは怒りました。マボロシ猫の出す物は、ぼくにはなんの役にもたたないものばかり。
 ただでさえ雨でうっとうしい天気。ぼくはいらいらしていたのです。
 マボロシ猫はかなしそうにいいました。しとしと、雨のように涙を落として。
「わたしはマボロシ猫。かたちのあるものはあげられない。だけど、だから、あなたに何かをあげたいの」

 ごめんよマボロシ猫。あやまってもマボロシ猫の涙は止まりませんでした。
 ぼくは考えて、考えて、考えて、ようやく思いつきました。宝物になる、かたちのないものを。



 見上げると曇る空に、一筋。
 手に入れたのは一生消えない、ぼくのための虹。

[ 創作短文 / 2006.05.01 ]






[ 遺書 ]

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 これから俺は死ぬ。
 悲しまないでほしい。

 俺の人生はノイズに支配されていた。ざあざあと始終聞こえる雑音の中に混じる声、それが俺に命令を下す。
 殴れと言われて、知らない奴にいきなり殴りかかったこともある。
 押せと言われて、子供を車道につきとばしたこともある。
 ノイズに混じる声に逆らうことはできない。聞こえたと思った瞬間に、身体が動いてしまうのだ。

 病院も行ってみた。偏屈そうな精神科医は幻聴だから気にするなと言った。
 正常なやつらには分からないんだ。
 幻聴だろうと何だろうと、俺に聞こえる以上それは俺にとっての現実なのに。

 俺は死ぬ。自分で命を断つ。それがノイズに対抗する唯一の手段。
 だからどうか、悲しまないで。
 これが俺が下す、はじめての決断なのだから。

 ああ、今もざあざあ音がする。
 死ね、死ねと言ってい

[ 創作短文 / 2006.05.01 ]






[ 或る天使の記録 ]

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 五人の男に天使が言った。

「永遠の楽園に連れて行ってあげましょう。苦しみも、悲しみも、老いも、貧困も、不実も、飢えも、不幸なことはなにひとつない幸福な世界。
 ただし、私が招待できるのは、あなたたちのうち一人だけです。
 さあ、誰が行きますか?」
 殺伐とした話し合いは円滑な殺し合いへと変わり、最後に一人の男が残った。

 天使は最後の男に笑って言った。
「では行きましょう、天国へ」

 天使の手には一発だけ弾のこめられた拳銃。
[ 創作短文 / 2006.05.01 ]






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