やちおさんハイブリッド!

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  • 有賀 冬
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或る管理人の記録

  • ギャー!大変更新しておりませんでした!
    調子が戻り始めたので、またチョコチョコ更新再開いたします。


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[ アルバム懐古主義 ]

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 掃除をしていたら、本の間から古いアルバムをみつけた。
 ぺらりとめくると、前カノの肩を抱いた俺が、レンズに向かってピースをなげている。
 そうそう、前カノはこんな顔をしてたっけ。なつかしいな。背がちいさくて声の高い、小鳥のような子だった。
 そんなことを考えていたら、写真の中の俺が言った。
「そうでもないぜ、後でかなり太ったしな。ギャアギャアうるさくて、最後のほうじゃノイローゼ気味だったじゃないか」
「そうそう、思い出になったから、良かったような気がするだけさ」
 隣に並んだ、前の前の彼女の写真の中の俺が言う。
「こいつの時も別れるの大変だったの、覚えてるか?」
 覚えてる覚えてる。夜中にいきなり部屋に来たりして、大変だったよな。でも、そういう一途なところが好きだった。
「喉元過ぎたから言えるんだよな」
「まったく、一回や二回浮気したくらいでガタガタガタガタ、なあ?」
「すげーうざかった! その点、お前はいいよ」
 俺が?
「ずいぶんお楽しみみたいじゃないか」
「こないだ遊びにきたカワイイ子、だれだよ?」
「こないだも別の女が来てたろ。部屋に連れ込んでも大丈夫なのか?」
 平気。今の彼女、俺を信じてるし。それにちょっとニブいからさ。
 本命は彼女だけど、結婚までは遊ぶつもり。
「いいなー、いいなー!」
「すげー! うらやましいぃぃ!」

 得意げに写真の俺達に笑った、その瞬間。
 ぞくりと悪寒が走り、慌ててうしろをふりかえる。
 ベッドの枕元、ぴかぴかのガラスのフォトスタンド。
 俺と手をつないでいた写真の中の彼女は、いつもの柔らかな微笑をかなぐり捨てて、そして
[ 創作短文 / 2006.06.08 ]





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